中学生に読んでほしい本2

「一瞬の風になれ」

第28回吉川英治文学賞、2007年本屋大賞を受賞した作品です。

全3巻でその構成は、第1巻「イチニツイテ」、第2巻「ヨウイ」、第3巻「ドン」となっています。何となく内容がわかってもらえたのではないでしょうか?

 

スプリント競技に青春をかける主人公たち

この本は、神奈川県の陸上部を舞台にした高校生の物語です。ターミネーター的な体力と精神力の持ち主で主人公の「新二」が、精神力は弱いけれど天才的なスプリンターで、友人でありライバルでもある「連」や陸上部の先生や先輩・仲間たちと、競技を通じて成長していく姿が描かれています。

爽やかで軽やかな文章と登場人物たち

いわゆる「スポ根」的な熱く、ギラギラしたものではなく、爽やかで軽やかな文章で、読み始めると最後まで一気に読み進められます。部活をやっていた私としては、こんなにも「部活って楽しかったか?」と思ってしまうのですが、そこは目をつむりましょう。

また、登場する先生や先輩、仲間、ライバル達も魅力的で、子供たちにはスポーツを通じて、この本のような友人・仲間たちと素晴らしい学校生活を送ってほしいと思いました。

濃密でスピード感あふれるスプリンターの世界

本全体に流れる軽快な雰囲気から一転して、競技直前の描写は、迷い、揺れる主人公の気持ちが丁寧に、濃密に描かれています。しかし、スタートの合図とともに、濃密な空気がはじけ、一気にスピード感あふれるスプリンターの世界に引き込まれていきます。

全3巻は少し長いと思う方もいるかもしれませんが、優しく軽やかな文章はそんなことを感じさせません。スポーツの好きな子供にはぜひ読んでほしい一冊です。


一瞬の風になれ(第1部) イチニツイテ (講談社文庫) [ 佐藤多佳子 ]


一瞬の風になれ(第2部) ヨウイ (講談社文庫) [ 佐藤多佳子 ]


一瞬の風になれ(第3部) ドン (講談社文庫) [ 佐藤多佳子 ]

中学生に読んで欲しい本

「日本で一番大切にしたい会社」

すでにたくさんのメディアで取り上げられた「日本で一番大切にしたい会社」。

すでに6冊のシリーズが発刊されている人気のシリーズです。

題名は聞いたことがあるけれど「中学生に読んで欲しい?」なんて言葉が聞こえてきそうでが、私は中学生ぐらいの時期にこそ読んで欲しいと思いました。

 

「難しいマネジメントの話ではありません!」

この本は難しいマネジメントの本ではありません。

この本には、会社やその周りの人々の温かく、優しいエピソードが、筆者の読みやすく、気持ちのこもった言葉で紹介されています。

6冊ものシリーズがるものですから、「どれを読んだらいいんだろう?」と悩んでしまうかもしれません。私はまず1巻から読んでいただきたいと思います。私がこの本から読んだためからかもしれませんが、やっぱり1巻、特に日本理科学工業株式会社の章は心に残っています。働くこと・働けることの幸せ、親が子供の幸せを願う気持ちなどには熱く、深く共感しました。

 

「素直な気持ちで読める子供のうちに読んで欲しい!」

この本に登場する人たちは、ほとんどが優しい人たちです。社会に出ると数年もすれば「そんなに会社はきれいなものではない」「優しい人たちばかりではない」「○○だから出来る」のような言い訳を考えながら読んでしまうかもしれません。だからこそ素直な気持ちで読める子供のうちに、是非読んでほしいと思う一冊です。


 

初めての記事投稿

男の子2人、女の子1人の父親です。

子供達に自分の読んだ本、読んできた本を通じて、普段は伝えられないような何かが伝わればいいな、という気持ちでこのサイトを立ち上げました。

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